目次
はじめに
中学生になり部活に入ると、想像以上に忙しくなり、「勉強の時間を確保できない」と悩んでしまうお子様も少なくありません。勉強と部活のどちらも頑張りたい!というお子様の気持ちを大切に、応援してあげたいものですよね。
ここでは、勉強と部活を両立させるための時間つくりのコツ、両立を応援するために親としてできることをご紹介します。
中学生が部活と勉強の両立が難しい理由
部活と勉強の両立が難しい最大の理由は、時間的な制約がうまれることです。
小学校であれば部活動があることは少なく、放課後や学童保育の時間帯などである程度の勉強時間は確保できているというケースが多いです。
しかし中学校に入ると、上手な時間配分を見い出すまでには時間がかかります。なぜなら中学校の部活動は、学校の授業や自主学習の時間以外に行われるため、勉強時間が限られてしまうからです。
さらに、競技系の部活動の場合は体力や精神力を要するため、身体的な疲労がたまり勉強に集中できなくなります。体力を消耗する活動と脳を使う勉強の両方をこなすのは、元気な中学生であっても身体的な負担が大きいので、集中力や学習効率に影響を及ぼします。
また、部活動の規模によっては週末に試合や大会が行われたりするため、さらに勉強時間の確保が難しくなってきます。
中学に入ったばかりでは特に生活のペースがつかめず、部活のあとにだらだらと過ごしてしまうというお子様も多いかもしれませんね。
部活と勉強を両立させるための時間をつくるには
中学生が部活と勉強を両立させるためには、時間を効率的に使い、計画的なスケジュールを立てることが重要です。ここでは、部活と勉強をうまく両立させるための時間のつくり方を紹介するので参考にしてください。
1. スケジュールを立てる
最初に、自分の授業や部活動のスケジュールを把握し、空いている時間帯を特定します。そこに勉強に充てる時間を組み込みましょう。定期テストや提出物の期日を把握し、スケジュールに組み込むことで、時間を有効に活用できます。
2. リフレッシュする時間を確保する
疲労を感じたりストレスを抱えたりしないように、十分な睡眠や栄養をとるよう心がけましょう。部活動後は、リフレッシュする時間を確保してから勉強に取り組むと集中力が高まり、効率よく学習を進められます。
3. 時間の無駄を省く
時間を作るには、自分自身で時間を管理したり優先順位を考えられる力を養ったりすることが大切です。時間の無駄を省くために、スマートフォンやSNSなどの誘惑に負けないようにしましょう。
4. 短期集中型の勉強法を取り入れる
限られた時間の中で効率的に勉強するためには、短期集中型の勉強法を取り入れるのがベストです。例えば、集中して30分間取り組んだ後、5分間の休憩を挟むという方法にすれば、集中力を保ちやすく学習効率がアップします。
5. 学習スケジュールに余裕を持たせる
勉強の時間を決めることは大事ですが、スケジュールに余裕を持たせることも大切です。
計画に柔軟性がないと、突発的なイベントや課題に対応できず、学習スケジュールが狂ってしまいます。スケジュールに余裕があれば、突発的な予定にも対応できるので計画通りに学習を進められます。
部活と勉強の両立は容易なことではありませんが、努力と計画を重ねることで、中学生でもバランス良く両立させることが可能です。また、自分の目標や興味を大切にし、無理なく両方の活動を楽しめるようにしましょう。
部活と勉強を両立できる勉強方法
中学生が部活と勉強を両立させるための効果的な勉強方法をいくつか紹介します。
・週ごとに学習計画をたてる
週初めに、学校の予定や部活動のスケジュールを確認し、週ごとに学習計画をたてましょう。テストや課題提出の期限を把握し、必要な勉強時間を設けることが重要です。
部活動では大会や練習試合、急な日程変更がおこる場合もあります。月間や年間で計画をたててしまうと、途中でスケジュール変更をしなければならないこともあるので、短いスパンで学習計画をたてるのがおすすめです。
・短期集中学習
短期集中学習は、部活動後の限られた時間でも効率的に勉強できる方法です。30~45分間集中的に勉強し、その後5~10分間の休憩をとるのが短期集中学習です。短い時間に集中することで、各教科の学習を効率よく進められます。
・テスト前の予習と復習
テスト前は、予習と復習を行いましょう。予習で授業の内容を先取りしておくと、授業を理解しやすくなります。また、授業後にすぐ復習をすると、知識をしっかりと定着させることができます。
・教科書とノートを活用する
基礎的なことですが、毎日の授業では教科書とノートを活用する学習方法を取り入れましょう。教科書をしっかりと読み込むと、授業内容を理解する時間が短縮されます。また、授業中にはノートやメモを取る習慣を身につけて、復習に役立てましょう。
・優先順位を決める
スケジュールが忙しい場合は、学業と部活動の優先順位を考える必要があります。たとえば、重要な試験や課題がある場合は、部活動の一部をお休みすることも検討してみてください。勉強と部活の両立も大事ですが、場合によってはどちらかを優先しなければいけないこともあるので、バランスを取りつつ学習予定を調整しましょう。
中学生が部活と勉強を両立させるコツ
勉強と部活を両立させるためには、時間の使い方に工夫が必要です。具体的には、スケジュールを立てて、勉強時間と部活動時間をバランスよく割り振ることが重要です。
勉強と部活を両立するための具体例を挙げてみましたので、自分に合うものを試してみてはいかがでしょうか。
勉強のマイルールをつくる
部活は平日や休日に一日休みがあるとしても、ほぼ毎日の付き合いになります。そうなると、「毎日の勉強するタイミング」「取り組む教科」「最低限ここはやっておかないといけない勉強」など、ある程度の流れを決めてしまうことで、継続的かつスムーズに取りかかれるよう意識づけできます。
とにかく授業に集中!
部活の疲れで勉強がはかどらない…というなら、毎日の授業を真剣に受けることが効率的な勉強法でもあります。授業中は積極的にノートをとるなど「わからないこと」はすぐ質問できるようにし、授業の理解度を高めていきましょう。
スキマ時間をフル活用する
一日のなかには、案外スキマ時間があるものです。授業の間の休み時間、授業で練習問題を早く解き終わっての残り時間、または電車やバスで通学しているならその移動時間など、「短時間だからこそ集中できる」という利点もうまく活用してほしいですね。
目標を決める
部活も勉強もなんだか中途半端…というのは残念ですよね。たとえば「部活の大会で優勝する」「テストで〇点以上は必ずとる」などの目標があるからこそ頑張れます。目標を達成したら○○するという自分のごほうびを決めておくのも効果的です。
中学生が部活と勉強を両立するために親ができること
勉強と部活を両立するのは、お子様自身です。
両立を支援するために保護者としてできることは、お子様のサポートに尽きるといえます。サポート方法は、以下を参考にしてみてください。
・お子様の睡眠や食事などの生活習慣が乱れていないか、もし乱れているようなら改善できるようサポートします。
バランスのよい食事で体調を整える、じゅうぶんな睡眠時間がとれているかなどもチェック。
・勉強に必要な教材を用意する、勉強の進捗状況を確認するなどして、
お子様が勉強に集中できる環境を整えてあげましょう。
・子供が勉強に取り組む姿勢を肯定的に評価し、
「がんばっているね」などの声をかけたり、励ましたりし続けることも大切です。
もし学習塾に通うことを検討しているなら、部活や習い事との両立ができる時間割や振替制度を設けている塾を選ぶことが、勉強と部活を両立させる最重要ポイントになります。
部活と勉強を両立できる中学生の特徴
部活と勉強を両立できる中学生は、以下のような特徴がみられます。
自ら取り組み努力することはもちろん、学習塾をうまく活用するなど、自分に合った方法で両立を図ってみてはいかがでしょうか。
時間を有効活用できる能力がある
部活と勉強を両立するためには、時間を有効に活用する能力が重要です。部活動と勉強のスケジュールを上手く調整し、計画的に学習に取り組めるという特徴があります。
自己管理ができる
部活と勉強を両立できる中学生は、自分自身で学習の進め方を把握し、必要な勉強をスケジュールに組み込む自己管理ができます。部活動や学校の授業で忙しい中でも、自ら進んで勉強時間を確保し、責任を持って取り組むのも特徴です。
努力と意欲がある
部活動と勉強を両立させるためには、努力と意欲が欠かせません。部活や勉強に対して積極的に取り組み、自分の目標に向かって努力する姿勢を持っています。
ストレス耐性がある
部活と勉強を両立できる中学生には、忙しいスケジュールやプレッシャーにもめげずに、冷静に対処できるストレス耐性があります。ストレスをうまくコントロールし、バランスを取りながら両立を図ることができます。
自分に合った塾に通っている
自分で学習計画やスケジュール管理をするのが難しいお子様の場合は、自分に合った学習塾に通い、部活と勉強の両立をしているのが特徴です。学習塾であれば授業の時間が決まっているので、自分でスケジュールを組まなくても、通うだけで勉強時間を確保することが可能です。
まとめ
東京・神奈川・埼玉に教室がある代々木個別指導学院では、お子様のご予定に合わせて時間割を作成しますので、部活と勉強の両立にお悩みの中学生でも、安心して両立することが可能です。
ぜひ一度、無料体験レッスンを受けてみませんか。