【高校受験】みんなが転塾を決めた理由は?成功する転塾のコツを紹介
このページは約 13 分で読めます。有意義なページになっていますので、最後までご覧ください。
- 塾に入ったのに思うように成績が伸びない
- 塾の指導方針やレベルが合わない
- このままでは高校受験に間に合わない
こんな風に悩む中学生にとって、「転塾」はとても気になる選択肢のひとつです。
転塾とは、「今通っている塾から別の塾に変更する」ことです。
真面目に塾に通っているのに、なかなか結果が出ていないという生徒は、転塾を考える必要があります。
高校受験までの時間を無駄にすることはできませんので、「転塾したほうがいいのかな」、「転塾で失敗したらどうしよう」、「みんなは何をキッカケに転塾したんだろう」と不安に思っている生徒や保護者様も多いことも事実です。
そこで今回のコラムでは、転塾の成功例と失敗例をご紹介しながら、転塾を成功させる理由(動機)についてご紹介していきます。
【注目!】中学生に人気の無料体験・資料請求のご予約はコチラから⇒
目次
高校受験に必要な準備は?
高校受験を成功させるためには、内申点と当日の学力考査という2つの学力基準で結果を出す必要があります。
つまり、「テストで良い成績を出す必要がある」ということです。
まず1つ目に大切になってくる内申点は、日々の中学校生活の統括的な内容です。
定期テストの点数や課題の提出、積極的に授業に参加していることなどを判断基準として評価されますので、日々の学習を大切にすることが重要です。
そして2つ目に大切な学力考査は、中学校3年間の教科書全てが試験範囲となる、非常に重要なテストです。
これがいわゆる「入試」とよばれる試験です。
特に近年では、思考力や表現力を測る目的で、記述形式の問題も多くなってきており、自分の考えを表現するような問題が出題されることも増えています。
また、志望する学校や入試形式によっては、面接試験や小論文考査が課せられます。
高校受験の準備をする上では、限られた時間のなかで、自分に必要な勉強を中心に計画的な勉強をしていく必要があります。
そのためには、しっかりと志望校を決めて、自分の進路に必要な勉強プラン(スケジュール)を作ることが大切です。
転塾を考える理由
近年では、公立中学生に通う生徒の過半数が、塾を利用して受験準備をしていることが分かっています。
特に高校受験は、3年間という受験までの時間に中学校で学習する範囲が広く、毎回の定期テストの点数もしっかりと取っていく必要があるので、塾を活用して効率的に学習を進めていこうとする生徒が大半です。
しかし、「みんなと同じように」塾に通っていたとしても、成績が上がる生徒もいれば、そうでない生徒もいます。
塾に通ってもなかなか成績が上がらないという場合、「塾との相性が合わない」、「塾の授業についていけていない」という可能性も考えられます。
そんな時に考えるのが転塾(塾を変えること)です。
【参照】平成30年度子供の学習費調査(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_03.pdf
塾のレベルが合わない
転塾の理由としてもっとも多いのが、塾のレベルと生徒自身のレベルが合っていないという悩みや課題です。
現在通っている塾の指導や教材の内容が、自分自身には難しすぎてしまったり、反対に簡単すぎてしまったりする場合、そのまま塾に通っていても、なかなか学習効果が現れません。
特に集団塾では、学校の授業と同様に、共通のカリキュラムやテキストを用いて画一的な指導を行っているため、生徒一人ひとりの目標や学習ペースに合わせた指導に対応していません。
そのため、「自分と塾のレベルが合わない」という状態になってしまうことがあります。
クラスメイトがみんな入っているような有名塾であっても、塾のレベルと自分のレベルが合わないと成績は伸び悩んでしまいます。
そのような時には、転塾を考えてみてもよいでしょう。
質問がしにくい
高校受験のための定期テスト対策や学力考査対策を進めていくなかでは、わからない問題に誰もが必ず遭遇します。
高校受験本番の学力考査では、中学校3年間分の教科書内容が全て試験範囲になってくるため、わからない単元や理解できない文法をそのまま残しておくわけにはいきません。わからない箇所が出てきたら、学校の先生や塾の講師に質問して、納得できるまで説明を受ける必要があります。
しかし、中学校の教員や集団塾の講師などは非常に忙しく、なかなか質問のための時間を設けてもらうことが難しいです。(学校で質問することが恥ずかしいと感じる生徒も多いです)
質問できる機会が少ない環境というのは、転塾を決める理由になりやすいでしょう。
自分の希望する試験対策を行っていない
推薦入試制度を利用する場合や、私立高校への進学を希望する場合の生徒に多い転塾の理由が、小論文対策や面接練習にも対応していないというものです。
中学校の授業内では十分な対策時間が確保できない小論文考査や面接考査は、プロの力を借りてしっかりと準備していきたい部分です。
しかし、集団塾や家庭教師では、これらの受験科目の対策に対応していないケースは少なくありません。
志望校の試験科目に小論文や面接が含まれている生徒の場合、小論文対策・面接対策を行っている塾に転塾するというパターンも、転塾の理由として挙げられます。
定期テスト対策が手薄
高校受験は、一部の私立高校を除いて、「内申点」を合否の判断基準に加えています。
内申点が合否に影響を与える割合は学校や地域によって異なりますが、内申点を高めることが受験突破のカギです。
そんな内申点をアップさせるためには、毎回の中間テストや期末テストでしっかりと結果を出していくことが重要です。
しかしながら集団塾などの場合、塾のオリジナルテキストに沿った学習が中心となり、定期テスト対策の時間を設けていないケースがあります。
塾のカリキュラムと学校の授業進度に差が生じていると、定期テストで思ったような結果を残すことができず、学校の成績や内申点の部分で成績アップが見込めないという結果につながることもあります。
そのため、内申点対策という観点から、授業内容を自由に指定できる個別塾に転塾し、計画的に内申点対策と高校受験の学力考査に取り組む生徒が多いです。
【おススメ関連コラム】中学生は「転塾」をするタイミングはいつがいいの?▶
転塾の成功例と失敗例
実際に転塾を成功させた生徒の事例と、逆に転塾で後悔してしまった生徒の事例をご紹介します。
自己分析で転塾に成功
1年生のAさんは、中学校入学と同時に大手集団塾に入塾しました。
5教科の授業を受けるなかで、得意な数学・理科に関しては授業内容が簡単だと感じてしまう一方、中学校からスタートした英語に関しては全く理解が追いつかず、困ってしまいました。
実際に中間テスト・期末テスト共に数学と理科はほぼ満点近い点数をとることができましたが、英語は赤点ギリギリという結果でした。
そこでAさんは、保護者様とも相談し、自分のペースで自由に学べる代々木個別指導学院に転塾し、数学や理科は先取り学習・英語はリターン学習・国語と社会は学校の授業フォローというオーダーメイド型のカリキュラムで学ぶことにしました。
結果として2学期の定期テストでは英語の成績は平均点以上に向上し、中1の内申点は42点という素晴らしい成績を収めることができました。
Aさんの転塾が成功した理由
Aさんの転塾が成功した理由は、自分に必要な勉強を分析し、教科ごとに自由なスピードで学ぶことのできる代々木個別指導学院を選んだことです。
集団塾の画一的なカリキュラムに縛られることなく、得意を伸ばし、苦手をフォローするキミ専用カリキュラムに沿った学習に取り組むことで、自分の実力を何倍にも伸ばすことができました。
「自分に足りない部分」をしっかりと分析し、そこが補える代々木個別指導学院に転塾したことで、一気に成績を上げることができました。
進路指導も転塾で充実
2年生のBさんは、将来的に留学したいという夢を抱いており、英語教育や国際交流に力を入れている高校への進学を希望していました。
通っている中学校や集団塾からはBさんの志望する高校に進学した先輩がおらず、自分で受験情報を調べて対策を行うことに限界を感じていました。
また、受験科目には小論文と面接もあることがわかったため、進路指導が手厚く、小論文対策や面接対策もトータルでサポートしている代々木個別指導学院に転塾し、総合学習アドバイザーと二人三脚で志望校合格を目指して受験準備を行いました。
見事志望校に合格した後も、留学を目指して引き続き代々木個別指導学院で勉強を続けています。
Bさんの転塾が成功した理由
Bさんのように「進路指導が充実していない」、「志望校の相談に乗ってもらえない」という理由から転塾を検討する生徒はとても多いです。
代々木個別指導学院では、高校受験に精通した総合学習アドバイザーが進路相談はもちろんのこと、日々の学習状況の把握や学習の進度管理も含めて一人ひとりの生徒に対してワンランク上のめんどうみでサポートしています。
そのため進路に悩んでいる生徒の学習計画を親身に作成し、合格までの道筋を合理的に示すことができる点が強みです。
焦りから転塾に失敗
3年生のCさんは、思ったように定期テストや模試の成績が伸びずに悩んでいました。
そこで体験授業にも参加せず、とにかく合格実績だけで大手の進学塾に転塾をしました。
しかし、大人数の生徒が集まるクラスでは、なかなか授業に集中できず、思ったように成績は上がりませんでした。
また、中1の時から塾で授業を受けていた生徒にはついて行くことができず、結果としてわからない問題が増えてしまうという悪循環になってしまいました。
Cさんが転塾に失敗した理由
Cさんが転塾に失敗した理由は、状況を分析することなく焦って行動してしまったことです。
特に学習塾の環境は他の生徒や講師のやる気によって左右される部分が大きいので、事前に体験授業を受講し、自分に合った雰囲気かどうかを確認しておく必要があります。
また学習カリキュラムに関しても、自分にマッチしているかを確認し、学習効果のある内容であるかを見極めてから転塾する必要があります。
代々木個別指導学院なら転塾で成績アップ!
個別指導で一人ひとりに寄り添った指導を徹底している代々木個別指導学院では、転塾に関するご相談を「入会カウンセリング」の中で行っております。
入会カウンセリングでは、個別指導プロである総合学習アドバイザーが一人ひとりの成長をサポートするキミ専用カリキュラムを提案し、効果的な学習方法についても説明させていただきます。
無料の体験授業も実施しており、代々木個別指導学院の静かで勉強に集中できる雰囲気を確認していただくこともできます。
「塾に通っているのになかなか成績が上がらない」と悩んでいる方は、まずはお気軽に、代々木個別指導学院までご相談ください。
代々木個別指導学院は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に77校あります。
【注目!】中学生に人気の無料体験・資料請求のご予約はコチラから⇒
東京大学卒業後、小中高生向けの通信教育事業に携わり、その後、大手出版社にて数々の参考書や辞書に編集に携わる。現在は都心に住む小中高生向けの塾選びのアドバイザーとしても活躍中。
■経歴
1967年 6月 高知県生まれ
1986年 3月 土佐高等学校 卒業
1986年 4月 東京大学教養学部文科1類 入学
1988年 4月 東京大学法学部第3類(政治コース)進学
1992年 3月 東京大学法学部第3類(政治コース)卒業
1996年 2月 株式会社増進会出版社 入社/通信教育事業部、株式会社ゼット会出版 書籍編集部にて勤務
2005年 2月 増進会出版社 退社
2005年 3月 株式会社三省堂 入社/辞書出版部 外国語辞書編集室、学参・教材出版部にて勤務
2021年10月 三省堂 退社
■これまでに編集を担当した書籍
『速読速聴・英単語Core 1800 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, Gail K. Oura著、松本茂監修(Z会出版)2003年
『速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.2』松本茂, 藤咲多恵子, Robert L. Gaynor, 古瀬哲也著、松本茂監修(Z会出版)2004年
『ウィズダム英和辞典 第2版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2007年
『財務情報英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2008年
『デイリーコンサイス英和辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『デイリーコンサイス和英辞典 第7版』三省堂編修所 編(三省堂)2009年
『ビジネス時事英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『ビジネス実務総合英和辞典』菊地義明 著(三省堂)2010年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2011年
『新しい常用漢字と人名用漢字』安岡孝一 著(三省堂)2011年
『ウィズダム英和辞典 第3版』井上永幸・赤野一郎 編(三省堂)2013年
『ウィズダム和英辞典 第2版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2013年
『英語反意語辞典』富井篤 編(三省堂)2014年
『デイリーコンサイス和英辞典 第8版』三省堂編修所 編(三省堂)2016年
『グランドセンチュリー和英辞典 第3版 新装版』小西友七 監修/岸野英治 編(三省堂)2017年
『ウィズダム和英辞典 第3版』岸野英治 編(三省堂)2019年
『読解力と表現力を高めるSDGs英語長文Core』竹下厚志 著(三省堂)2020年